いつも、誘導する前は「行かない」と拒否から入る利用者さん。
それでも、みんながフットバスで温まり、トリートメントしながら女子トークを繰り広げているのを見ると、記憶が蘇ってくるようです。
フットバスに足を入れると、途端に穏やかな表情を浮かべ、通り過ぎる施設の方が「二度見」するくらい笑顔です。
「笑顔を見たことがない」と言われていた利用者さんは、この活動を根気よく続けていくことで、笑顔の時間を取り戻す事が出来ました。
「とても、気持ち良いです。とても、嬉しいです。とても、楽しいです」
丁寧に、私たちに気持ちを伝えてくれます。

最初は、「気持ち悪い。触るな。」だったのに。

強い拒否がある方は、なかなか難しいです。
本当に少しづつ、進めていくことが大事かなと思います。

私たちボランティアでは、毎日訪れることは無理ですが。施設の方が当たり前のコミュニケーションツールとして取り入れてくだされば、お互いプラスになる事しか思いつきません。

私は、この方に出会った事でもっと介護の世界にアロマやタッチングを本気で取り入れたいと思いました。
そして、介護職にも微々たるものですが足を踏み入れました。
現場を見て、取り入れ方を考えたかったから。

そして、取り入れ方がいくらでもある事を確信しました。
ただ、「アロマテラピーやタッチング」という新しいものを取り入れるには気力も労力も大きいもの。
そこを乗り越えたら、いいだけ。

その部分を、ちゃんとお手伝いできるように整えていきたいです。

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